メルカリに出品を考えている人やすでに出品中の人は、ヤフオクとの併用や使い分けを考えたことがあると思います。
メルカリとヤフオクのどっちに出品した方が売れるのか
メルカリとヤフオクは使い分けた方が良いのか
メルカリとヤフオクの違いを比較して理解した上で出品すると、効率的に商品を売ることができます。
メルカリとヤフオクをどっちも使ってみた私の使い分け方法をご紹介します。
メルカリとヤフオクの違い
メルカリとヤフオクの大きな違いは、フリマなのかオークションなのかです。メルカリはフリマ、ヤフオクはオークションが基本です。
しかし、ヤフオクでもフリマとして出品することができます。オークション形式ではなく、定額で売る方法です。
メルカリとヤフオクのどっちも出品してみて感じた特徴や違いを比較してみました。
メルカリの特徴
- フリマ形式
- 個人の出品者
- 値下げ交渉が多い
- 配送料は出品者負担が基本
- ちょっとしたものや流行りものが売れやすい
- マニアックな製品はあまり売れないか良い値がつかない
- 売上金はメルペイか銀行振込
メルカリは出品者も購入者も手続きが簡単なので、気軽に売買する人が多いイメージです。
ちょっとした小物や流行りものはメルカリだと売れやすいでしょう。
使いかけの化粧品やハンドメイド製品など、ヤフオクでは値段がつかなさそうなものもメルカリだと販売されています。
メルカリは送料は出品者負担が基本で、購入者もそのつもりの人が多いと思います。
ヤフオクの特徴
- オークション形式かフリマ形式か選べる
- 業者も多い
- 値下げ交渉やコメントが入ることはあまりない
- 配送料は落札者負担の場合も多い(送料落札者負担に抵抗がない購入者が多い)
- マニアックな製品の方が注目されやすい
- 売上金はペイペイか銀行振込
ヤフオクはオークションからスタートしているということもあり、オークション形式が根強い人気です。
特に1円スタートオークションが人気です。本当に1円で落札されているものもあれば、1円スタートながら落札額は数万円というものもあります。
オークションの落札をしていく過程を楽しみたい人もいるようなので、メルカリとは少し異なった市場です。
フリマ形式であればメルカリとほぼ同じですが、オークション形式の名残からか送料落札者負担に抵抗がない人が多いように思います。
送料込みで安い金額をつけるよりも、商品自体の価格を安くして送料別とした方が注目度が高いように感じました。
「これ売れるかな?」と思うようなものはメルカリの方が出品しやすく、ヤフオクはマニアに受けそうなカメラ、切手、模型、陶磁器などに向いています。
料金の比較
利用料や配送料の負担を比較すると、メルカリとヤフオクであまり違いはありません。
メルカリ:販売額の10%
ヤフオク:落札額の10%
※Yahoo!プレミアム会員(月額508円)は販売額の8.8%
ヤフオクだけを利用するためにYahoo!プレミアム会員になる人はいないと思いますが、すでにYahoo!プレミアム会員ならメルカリよりヤフオクの方が手数料が安くなります。
メルカリとヤフオクの配送料(匿名配送)を比較すると、少し違いがあります。
メルカリ | ヤフオク 出品者負担 |
ヤフオク 落札者負担 |
|
ネコポス | 175円 | 170円 | 210円 |
宅急便コンパクト | 380円 | 380円 | 444円〜 (地域による) |
宅急便 | 60サイズ 700円 80サイズ 800円 100サイズ 1000円 120サイズ 1100円 140サイズ 1300円 160サイズ 1600円 |
60サイズ 700円 80サイズ 800円 100サイズ 1000円 120サイズ 1100円 140サイズ 1300円 160サイズ 1600円 |
657円〜 (地域による) |
送料出品者負担でネコポスを利用する場合は、ヤフオクの方が5円安いです。たかが5円なのか、されど5円なのか…。
ヤフオクで送料落札者負担とする場合、出品者負担の場合に比べて送料が高くなります。
ネコポス以外は地域による送料の違いが適用され、遠方は送料が高くなるのでそれを考慮しておく必要があります。
落札者が送料を見て高いと思えば、買ってもらえない可能性もあるので。
メルカリ・ヤフオクそれぞれのメリット
メルカリとヤフオクの違いを踏まえて、それぞれのメリットを比較してみます。
メルカリのメリットとデメリット
メルカリのメリットは
- 手軽に使える
- 使いかけ、ハンドメイド、状態の悪いものも売れる
- 注目商品はすぐ売れる
メルカリの最大のメリットは手軽に利用できるところだと思います。
ヤフオクもスマホで操作できますが、メルカリの手軽さには及ばず、見た目や検索のしやすさもメルカリの方が優れていると感じました。
メルカリは「これ売れるかな?」と思うようなものでも売れたりします。使いかけのもの、ハンドメイド商品、状態が悪いものなど。個人の出品者が、自宅で使っていたユーズド商品をフリマに出しているイメージそのものです。
メルカリのデメリットは
- 値下げ交渉が多い
- 販売価格が低い
メルカリはとにかく値下げ交渉が多いです。
値下げ前提でコメントしてくる人もたくさんいるので、個別の値下げに対応するか、値下げを見越した価格で設定するか、考慮する必要があります。
値下げ交渉が多いことと連動して、メルカリは販売価格が安いです。
とにかく早く売りたい人が安く売るイメージ。不要なものを捨てるくらいならフリマへ、という考えが近いです。
ヤフオクのメリットとデメリット
ヤフオクのメリットは
- プレミアものは高額で売れる(マニア向け)
- 送料を負担してくれるケースも多い
カメラ、模型、骨董品などプレミアがつきそうなものは、ヤフオクだとかなり高額で売れる可能性があります。
1円で始まっているオークションも、最終的には数万、数十万円の値がついていることもあります。
ヤフオクは送料落札者負担に慣れている落札者さんが多いので、送料落札者負担でも売れやすいです。
送料込みで安くするより、送料落札者負担にして出品額を下げた方が閲覧数が伸びます。
ヤフオクのデメリットは
- 出品期限がある
- 品物によっては業者に埋もれる
ヤフオクの出品期間は2日〜7日間となっており、設定期間内に売り切れなければ「落札者なし」として出品が終了してしまいます。
再出品することができますが、この再出品の作業が手間です。
品物によっては業者が多く出品しているので、個人販売者の商品が埋もれてしまったり、写真の面で見劣りしてしまう場合があります。
メルカリとヤフオクを併用する場合の注意点
メルカリとヤフオクに同じ品物を同時に出品する場合は注意が必要です。
注目されている品物は同時に売れてしまう可能性がゼロではありません。その場合、どっちかの出品をキャンセルする必要があります。
ヤフオクは取引キャンセルでも出品手数料(落札額の10%)はかかります。メルカリの場合は、自己都合での取引キャンセルが通るかどうかわかりません。
私は同時に出品したことはありませんが、併用している人はメルカリの出品欄に「別のサイトでも出品しているため、購入前にコメントください」と書いてある場合が多いです。
同時に購入がなされても対応できるよう、オペレーションを考慮しておく必要があるでしょう。
メルカリとヤフオクを使い分けて効率的に売る
私がメルカリとヤフオクの両方を使ってみて感じたことは、メルカリの方が早く売れるけど商品によってはヤフオクの方が高額で売れる、ということです。
メルカリでは見向きもされなかった商品が、ヤフオクですんなり売れたこともあります。
メルカリの方が利用者の層が若く、ヤフオクの方が世代が上なので、昔の品物はヤフオクの方が売れるかもしれません。
専門知識が必要な商品(一眼レフのカメラやブランド陶磁器など)は、ヤフオクの方が高額(適正価格)で売れるイメージです。
メルカリとヤフオクを上手に使い分けて、効率的に商品を売っていきましょう。